自転車との共存

自転車は便利だ。歩くより早いし、かといって車やバイクみたいにガソリン代もかからない。必要なのは、せいぜい太ももくらいだ。
そう、自転車って「太もも代で走る乗り物」って感じがして何かお得で、私は気に入っている。
そういえば競輪選手、彼らの太ももは、女子のウエストくらいの太さなのだ。美術館に置いて欲しいくらいの芸術品といったところである。
結局のところ、あの立派な太ももは「漕いで漕いで漕ぎまくった努力の証」で、あんな成果になるんだ、人間はやはりすごいなと痛感する。
今回書きたいのは競輪選手の話では無い。自転車の話だ。
太ももは置いといて、そもそも自転車は乗るべき乗り物だと思う。
それは何故か。まず、メリットをいくつか紹介する。
1.経済面が非常に良い
メンテナンスは別として維持費がほぼかからない。実質買ってしまえばタダと言っても過言では無い。(過言かも)
2.小回りが効く
細い道や、近道もすいすい通れる。平日朝恒例の、アリが歩く方が速いんじゃないか!?といった都市高速下の渋滞のストレスもゼロだ。
3.環境に優しい
排気ガスを出さないのでエコ。みんなで地球を守り抜こう!
4.健康に良い
有酸素運動になるので、下半身の筋肉を中心に全身が自然に鍛えられる。ダイエットや運動不足解消にも良い。時速15キロ前後で1時間あたり約300キロカロリーを消費するらしい。カロリーメイト3本分だ。ちなみに最近の私はカロリーメイトで出来ている。
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いっぽう、デメリットはどうだろうか。
1.天候に左右される
ひどい雨、雪、強風の日は運転するのもままならない。何かと便利な自転車も天候が悪い、ただそれだけで、危険なアトラクションに姿を変えるのだ。それに命に匹敵する前髪も守れない。
2.荷物が多いと不便
リュックやカゴに入る範囲しか運べない。買い物が大量だと厳しい。たまに布団を括り付けている人を見るが、きっとあれが積載量マックスだろう。
3.長距離や坂道はしんどい
体力勝負。特に坂道は「もうここに住んでしまおうか」と思うほどきつい。自分との戦いに負けがち。
4.安全面のリスク
車道を走ると事故の危険がある。夜間や無灯火は特に危ない。
5.盗難リスク
鍵をかけていても盗まれることがある。サドルがブロッコリーになっている可能性も捨てきれない。駐輪場所には注意が必要である。鍵を10個付けたらめんどくさいヤツ認定されて諦めてもらえることも。
結果として「健康・エコ・経済的」が大きなメリット、
「天気・荷物・安全性」が主なデメリットとなった。
なんかメリットより、デメリットのほうが1つ多かった。
個人的にはスーパーに寄った際、たまごが買えないかなとは思う。リュックなら大丈夫なのかもしれないが、カゴに乗せるとバキバキに割れてしまう。すなわち液状化だ。
ちなみに小雨の日はワークマンのレインコートは重宝している。

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表側:ポリエステル100%
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ワークマン公式サイト内引用
最近、オンボロ自転車から新調した際に、店舗で色々なオプションを勧められた。
その中に、サドルの窃盗が多いので盗まれない為のロックをつけないかというものがあった。
そのロックとは、固定電話の受話器コードを短くしたよう形状だ。
”お願いします”と言って取り付けてもらったのだが、1つ小さな疑問が生まれた。
サドル盗んでどうするん?
正直、新しい自転車ならば、まるっと盗む輩は一定数存在するだろう。理由は新しい、かっこいい、欲しいなどなんとなくは想像できるが、ピンポイントでサドルだけが?と思ってしまう。
そこで店員さんに問いかけてみた。どうしてサドルが盗まれるんですか?と。
まず、転売目的。確かにサドル単品の値段を見てみると、安くても4000円以上はする。盗品なので原価はタダ。フリマアプリなどで売るのだそう。けしからん。
次に、交換目的。自分が乗っている自転車のサドルとモデルチェンジをするというのだ。
自転車は長時間漕いでいると、お尻が痛くなってしまう。俗に言う”良い自転車”ならば、素材、クッション性など機能性を含めて上質なものが多い。そういった理由から、自分の自転車に付け替えるのだそう。…この発想は怖い。
ということは、ブロッコリーが挿さっていたとしても、せいぜい何百円というレベルなので、窃盗犯側はめちゃくちゃ得をしている事になってしまう。そうゆうヤツの来世は自転車のペダルであってほしいものだ。
こういう窃盗のおかげ(?)でサドルのロックなどの新たな防犯グッズが誕生するのだ。良いのか悪いのか分からないとは、こういう事なのかと思う瞬間である。

都心では、レンタルサイクルが当たり前のようにあるが、別に所有しなくてもレンタルでいいのでは?となるかもしれない。
確かに、目的地に自転車が止められない場合、専用駐輪ポートに乗り捨てができる、レンタルサイクルは非常に便利なサービスだ。
たまに乗るにはかなり便利だと言えよう。たまにだ。
実際は、レンタル料の問題が発生してくる。札束の湯舟に浸かっている勝ち組は気にしなくてもいい問題なので、飛ばして構わない話である。
そもそもレンタルサイクルは1回乗るごとに移動距離にもよるが、10分程度乗るとして、100円前後の支払いが発生する。
これが、通勤や通学時の使用の場合としよう。片道100円計算で往復200円、週に5日で1,000円、4週間で4,000円。これが半年続くと、4000×6の24,000円。もう充分立派な自転車が買える!
なので、長期で自転車を利用するとなれば、購入の方がお財布には優しい。普通にそんなことは分かってはいるのだが、改めて考えるとゾッとする部分でもあるのだ。
ただ、レンタルサイクルはお金がかかるよ~ってこと以外には所持品よりも、メンテナンスを含め、全体的に少し勝っている点は否めない。

サバイバルファミリー【矢口史靖監督】 TERASA 公式サイト内引用
先日、サバイバルファミリーという映画をサブスクをしている動画配信サイトで観た。
ある日突然、世の中の電気が全て使えなくなってしまって、これからどう生活していくか…と言ったストーリーだ。
電気が使えないと、全てが今まで通りとはいかない。何もかも無くなることと同じなのだ。
そして、電気まみれの都心での暮らしが困難と判断した人々は、次は”移動”の問題に直面する。そう、電気が使えない=交通手段が全て断たれるということでもある。
そこで登場するのが、自転車だ。自転車は電動タイプを別として、電気を使用しない唯一の乗り物。
時間はかかるが、少なくとも徒歩よりも体力は消耗せず、ライフラインの1つである水辺のある場所には行ける。もはや無くては生きていけないレベルの生活必需品になるのだ。
多分今のところ無いと思うが、そんな、”サバイバル”な状況に陥った時にも使える自転車。
天災など、”もしもの備え”が推進されている現在。やはり自転車は1人1台、持っておいた方が良い時代なのではないかと改めて思う。